MENU

2-01 コンピュータの構成と動作

1. コンピュータの基本構成

ハードウェアの構成要素

  • 入力装置: キーボード、マウス、タッチパネルなど
  • 出力装置: ディスプレイ、プリンタなど
  • 主記憶装置(メインメモリ): プログラムやデータを一時的に保存
  • 補助記憶装置: ハードディスク、SSDなど、データを永続的に保存
  • 中央処理装置(CPU): 演算装置と制御装置から構成

CPUの役割

CPUは演算装置制御装置から構成され、コンピュータの中核として動作します。

  • 演算装置: 計算処理を実行
  • 制御装置: 各装置を制御し、プログラムの実行を管理

2. CPUの内部構成と動作原理

CPU内部の主要構成要素

構成要素機能
プログラムカウンタ次に実行する命令の番地を指定
命令レジスタ主記憶装置から取り出した命令を一時保存
命令解読器命令を解読して各部を制御
データレジスタデータを一時的に保存
演算装置算術演算やその他の演算を実行

基本的な命令セット

  • READ: メモリからレジスタにデータを読み出し
  • WRITE: レジスタからメモリにデータを書き込み
  • ADD: レジスタ間でデータを加算
  • STOP: プログラムの実行を停止

3. CPUの動作サイクル

CPUは以下の3段階を繰り返してプログラムを実行します:

1. 命令の取り出し(Fetch)

  • プログラムカウンタが指定する番地から命令を取り出す
  • 命令を命令レジスタに格納

2. 命令の解読(Decode)

  • 命令解読器が命令の内容を解析
  • 実行に必要な制御信号を生成

3. 命令の実行(Execute)

  • 解読された命令に従って処理を実行
  • プログラムカウンタを次の命令番地に更新

4. 計算処理の具体例(3 + 5 = 8)

実行される命令の流れ

  1. READ A, (10): 10番地のデータ「3」をレジスタAに読み出し
  2. READ B, (11): 11番地のデータ「5」をレジスタBに読み出し
  3. ADD A, B: レジスタAとBの値を加算し、結果「8」をレジスタAに格納
  4. WRITE (12), A: レジスタAの内容「8」を12番地に書き込み
  5. STOP: プログラム実行終了

データの流れ

主記憶装置 → レジスタ → 演算装置 → レジスタ → 主記憶装置

5. 重要なポイント

プログラムとは

処理の手順を一定の形式で表したもので、コンピュータが情報を処理するために必要不可欠です。

レジスタの役割

CPU内部の高速な記憶領域で、演算に必要なデータを一時的に保存します。プログラムカウンタもレジスタの一種です。

逐次実行

コンピュータは命令を一つずつ順番に実行し、各命令の完了後に次の命令に進みます。

まとめ

コンピュータは入力されたプログラムに従って、取り出し→解読→実行のサイクルを繰り返すことで処理を行います。この基本的な動作原理を理解することで、より複雑なコンピュータシステムの仕組みを理解する基礎が身につきます。

コメント

コメントする