学習目標
- PythonAnywhereの基本的な使い方を覚える
- 変数とデータ型について理解する
- print文を使って結果を出力できる
- 簡単な計算プログラムを作成できる
1. PythonAnywhereとは?
PythonAnywhereは、ブラウザだけでPythonプログラムを書いて実行できるオンラインサービスです。面倒なソフトのインストールは不要で、すぐにプログラミングを始められます。
PythonAnywhereの基本操作
- ログイン:自分のアカウントでログインしましょう
- コンソールを開く:「Consoles」タブから「Python 3.x」を選択
- プログラムの実行:コードを入力してEnterキーで実行
- コンソールの終了:
exit()
プログラムの停止・終了方法
Windowsの場合
- Ctrl + C:実行中のプログラムを強制停止
- Ctrl + D または exit():Pythonを終了
Macの場合
- Control + C:実行中のプログラムを強制停止(CommandキーではなくControlキーです)
- Control + D または exit():Pythonを終了
💡 重要:Macユーザーの方は「Command」キーではなく「Control」キーを使ってください。Controlキーは通常、キーボードの左下にある「control」または「ctrl」と書かれたキーです。
2. はじめてのプログラム
まずは「Hello, World!」を表示してみましょう。
print("Hello, World!")
実習1:上のコードをPythonAnywhereに入力して実行してみよう
コマンドの説明
print : 画面に表示せよ
上記のプログラムは、「Hello, World!」という文字列を画面上に表示せよという最もシンプルなプログラムです。
3. 変数の使い方
変数とは、データを入れておく「箱」のようなものです。箱に名前をつけて、その中にデータを保存できます。
変数の作り方
# Assign string to variable name
name = "Tanaka Taro"
print(name)
# Assign number to variable age
age = 16
print(age)
行冒頭の記号「#」はコメントを表します。「#」よりも右にあるものは、Pythonは無視します。
2行目で「name」という変数に「Tanaka Taro」を割り当て、3 行目で「print(name)」を命令すると「Tanaka Taro」と画面に表示されます。
変数には数字を割り当てることもでき、「age」に16を割り当て、「print(age)」と命令すると、「16」が表示されます。
変数の命名ルール
- 英数字とアンダースコア(_)が使える
- 数字から始めることはできない
- 大文字と小文字は区別される
- 変数に割り当てる文字は日本語を使うことができる
良い例:student_name, age, score1
悪い例:1student, student-name, あ(日本語)
実習2:自分の名前と年齢を変数に入れて表示してみよう
4. データ型の種類
Pythonには主に3つのデータ型があります。
1. 文字列(str)
文字や文章を表すデータです。クォーテーション(”または’)で囲みます。
message = "Hello"
school = 'XX High School'
print(message)
print(school)
2. 整数(int)
integers(整数)を表すデータです。
students = 30
grade = 2
print(students)
print(grade)
3. 小数(float)
小数点を含む数値を表すデータです。
height = 165.5
weight = 55.8
print(height)
print(weight)
実習3:それぞれのデータ型を使った変数を作って表示してみよう
5. 基本的な計算
Pythonでは様々な計算ができます。
計算の記号(演算子)
| 演算子 | 意味 | 例 | 結果 |
|---|---|---|---|
| + | 足し算 | 5 + 3 | 8 |
| – | 引き算 | 10 - 4 | 6 |
| * | 掛け算 | 6 * 7 | 42 |
| / | 割り算 | 15 / 3 | 5.0 |
| ** | べき乗 | 2 ** 3 | 8 |
| % | 余り | 17 % 5 | 2 |
型の自動変換(暗黙の型変換) Python では、整数と浮動小数点数を混在させた演算をすると、自動的に float に変換 されます。計算としては、int が float に変換されてから演算が行われるので、ユーザーが意識することはほとんどありませんが、int(3.7) と入力すると整数化されて、3 になります。内部処理では、区別されているということは知っておくべき事柄です。
>>> float(3)
3.0
>>> int(3.7)
3
計算の例
# Basic calculations
result1 = 10 + 5
result2 = 20 - 8
result3 = 6 * 4
result4 = 15 / 3
result5 = (1 + 3 + 5) / 3
print("Addition:", result1)
print("Subtraction:", result2)
print("Multiplication:", result3)
print("Division:", result4)
print("Average:",result5)
実習4:上の計算例を実行して結果を確認してみよう
6. 文字列の結合
文字列同士を+記号でつなげることができます。
first_name = "Taro"
last_name = "Tanaka"
full_name = last_name + first_name
print("Full name:", full_name)
# Cannot directly combine string and number
age = 16
# message = "I am " + age + " years old" # This causes an error!
# Convert number to string before combining
message = "I am " + str(age) + " years old"
print(message)
注意) 「+」で結合できるのは “文字列同士” のみ
Python では、+ を使って文字列をつなぐことができます。
ただし 数値(int)と文字列(str)はそのままでは結合できません。
★ 方法1)数値を文字列に変換
数値を文字列と結合したい場合は str() を使って文字列に変換します。
age = 16
message = "I am " + str(age) + " years old"
★方法2) print() にカンマを使うと自動で変換される print() の カンマ区切り(,) を使うと、Python が自動で数値を文字列に変換してくれます。
print("I am", age, "years old")
★ f文字列(フォーマット文字列)を使うともっと簡単
Python では、文字列の中に変数をそのまま埋め込む f文字列(f-string) も便利です。
初心者でも読みやすく、実務でもよく使われる書き方です。
message = f"I am {age} years old"
print(message)
実習5:自分の名前(姓と名を分けて)を結合して表示してみよう
例)「+」でつなげるとき、間にスペース " " を入れないと名前がくっついてしまうので注意
sei = "Tanaka"
mei = "Taro"
full_name = sei + " " + mei
print(full_name)
7. 総合演習:簡単な計算プログラム
これまで学んだことを使って、簡単な計算プログラムを作ってみましょう。
例1:長方形の面積を計算
# Length and width of rectangle
length = 12
width = 8
# Calculate area
area = length * width
# Display result
print("Length:", length)
print("Width:", width)
print("Area:", area)
例2:お小遣いの計算
# Monthly allowance
monthly_allowance = 3000
# Calculate yearly allowance
yearly_allowance = monthly_allowance * 12
print("Monthly allowance:", monthly_allowance, "yen")
print("Yearly allowance:", yearly_allowance, "yen")
8. 課題
以下の課題にチャレンジしてみましょう:
課題1:自己紹介プログラム
変数を使って以下の情報を表示するプログラムを作ってください:
- 名前
- 年齢
- 好きな教科
- 将来の夢
課題2:円の面積を計算
半径5の円の面積を計算して表示してください。 (円の面積 = 半径 × 半径 × 3.14)
課題3:買い物の計算
以下の買い物の合計金額と、1000円で支払った時のお釣りを計算してください:
- りんご:150円
- パン:200円
- 牛乳:180円
まとめ
今日学んだこと:
- PythonAnywhereの基本操作
- 変数の作り方と使い方
- データ型(文字列、整数、小数)
- 基本的な計算
- print文での出力
次回は、ユーザーからの入力を受け取る方法と、条件によって処理を変える方法を学びます。
宿題:今日の課題1〜3を完成させて、次回の授業で発表できるようにしておきましょう。

コメント