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01.情報社会

この6回の授業は、みなさんが単なる情報技術の「消費者」から「創造的な活用者・批判的評価者」へと成長することを目指しています。

第1-2回で情報の本質と特性を理解し、第3-4回でデジタル・シティズンシップを身につけ、責任ある情報社会の参加者となる基盤を築きます。第5-6回では最新技術(AI・IoT・VR/AR)の理解から社会課題解決への応用まで学び、Society 5.0の担い手としての意識を育成します。

各授業では体験的・協働的学習を重視し、技術の利便性だけでなく課題も含めて多角的に考察させることで、情報リテラシーと批判的思考力を統合的に育てます。未来社会を主体的に創造する力を身につけることが最終目標です。

1-01情報とは何か?

この授業では、まず「情報」とは何か、その定義と現代における特徴について学びます。YouTubeやInstagram、LINEといった身近なサービスを例に、情報がデジタル化され、リアルタイムで更新される社会の姿を理解していきます。
また、情報・データ・知識の違いやそれぞれの関係性について、具体例を通して学びます。たとえば天気予報を題材に、データが情報へ、情報が知識へと変換されていく過程を考察し、ビッグデータやAIの活用についても触れていきます。そして、現代社会において重要なテーマである「情報の信頼性」についても深く学びます。フェイクニュースやディープフェイクといった課題を取り上げ、情報源の見極め方や複数の情報を比較する方法など、実践的な情報リテラシーを身につけます。
上記のことを受けて、情報社会の一員としての私たちの役割を考えます。デジタル・シティズンシップという概念を学び、責任ある情報の受け取り方、発信の仕方、共有の在り方について考察を深めていきます。

>>1-01情報とは何か?

1-02 情報の特性

この授業では、情報が持つ5つの重要な特性について学習します。残存性では、SNSの投稿やデジタル写真など、一度作られた情報が長期間残り続ける性質を学びます。複製性では、スクリーンショットやファイルコピーなど、情報が簡単に複製できる特徴を理解します。伝播性では、TwitterやTikTokを通じて情報が瞬時に世界中に広がる仕組みを探ります。さらに、個別性として同じ情報でも人によって価値が異なること、目的性として情報には発信者の意図が込められていることを学習します。
各特性について、活用のメリットと潜在的な問題点(デジタルタトゥー、著作権侵害、フェイクニュース拡散など)を具体例で検討し、情報リテラシーの重要性を理解します。現代のデジタル社会で責任ある情報活用ができる力を身につけることが目標です。

>> 1-02 情報の特性

1-03 情報のモラルと個人に及ぼす影響

この授業では、デジタル・シティズンシップの概念を学び、責任ある情報社会の参加者となるための知識と技能を身につけます。SNSでの加害者・被害者防止では、炎上のメカニズムや投稿前の「一呼吸ルール」、なりすまし詐欺やサイバーブリーイング対策を学習します。情報化の個人への影響では、フィルターバブルやエコーチェンバー現象、SNS依存やゲーム障害など現代的な課題を扱います。デジタル・ウェルビーイングとして、20-20-20ルールなど身体的健康対策や、FOMO(取り残される不安)への精神的ケア方法を実践的に学びます。
最後に、公共の場でのマナーや危険な使用の防止について確認し、セルフチェックリストで自分のデジタル活用を振り返ります。困った時の相談先も含め、安全で建設的なデジタル社会参加を目指します。

>> 1-03 情報のモラルと個人に及ぼす影響

1-04 情報技術が築く新しい社会

この授業では、私たちの生活を支える情報システムについて、身近な事例から学習します。情報システムの仕組みでは、コンビニのPOSシステムを例に、バーコード読み取りから本部でのデータ分析まで、情報の流れと活用方法を体験的に理解します。電子決済の普及では、Suica、PayPay、Apple Payなど様々な決済手段の特徴を比較し、キャッシュレス社会のメリット・デメリットを議論します。クラウドコンピューティングとして、Google DriveやNetflixなど身近なサービスの仕組みと利点・注意点を学習します。さらに、情報社会の課題として、プライバシー保護、サイバーセキュリティ、デジタルデバイド(情報格差)について考察し、Society 5.0という未来社会像も紹介します。
最後に、10年後の未来に向けた情報システムをグループで企画・発表し、創造的思考力を育成します。

>> 1-04 情報技術が築く新しい社会

1-05 情報技術と課題解決(第1回)

この授業では、私たちの生活を大きく変えつつある3つの先端技術について、体験的に学習します。人工知能(AI)では、YouTube推薦や音声認識など身近な5つのAI分野を具体例で理解し、機械学習の基本的な仕組みをスパムメール判定で学びます。IoT(モノのインターネット)では、スマートホームやウェアラブル端末の事例から、あらゆるモノがネット接続される世界を体感し、一日の生活の中でIoTがどう活用されているかを考察します。VR(仮想現実)・AR(拡張現実)では、完全仮想世界と現実+デジタル情報の違いを理解し、教育・医療・エンターテイメント等での多様な活用例を学習します。
各技術について、グループワークで身近な活用例を探したり、個人で将来の発展性を考察したりする参加型学習により、技術への理解と関心を深めます。

>> 1-05 情報技術と課題解決(第1回)

1-06 情報技術と課題解決(第2回)

この授業では、前回学んだAI・IoT・VR/AR技術が実際の社会課題解決にどう活用されているかを学習します。Society 5.0の概念から始まり、サイバー空間とフィジカル空間の融合による新しい課題解決の仕組みを理解します。具体的事例研究では、高齢者見守りシステム、スマート農業、スマートシティの3つを通じて、技術がどのように社会問題を解決するかを詳しく学びます。しかし、技術の光と影として、プライバシー侵害、雇用への影響、デジタルデバイド、AI判断への依存、環境問題など新たな課題も検討します。グループワークでは、学校生活・地域社会・環境・健康から課題を選び、情報技術を活用した解決策を企画・発表します。単なる技術理解を超えて、批判的思考力と創造的問題解決能力を育成し、未来社会の担い手としての意識を養います。

>> 1-06 情報技術と課題解決(第2回)